経済経営学部経済経営学科 藤井大輔ゼミの2年生(基礎演習)の学生たちが9月1日(月)、横浜市鶴見区にあるAGC横浜テクニカルセンター?AO(AGC OPEN SQUARE)を見学しました。
この見学は、住宅の窓ガラスだけでなく、自動車のガラス、スマートフォンの強化ガラスと、私たちの生活に関わりが深いのに、消費者である私たちは、完成品ばかり意識して、その素材メーカーを意識することが多くないことから、ガラスのメーカー見学を通じて、ゼミ生のキャリア形成の一助にしてほしい、社会をより知ってほしい、大学生ならではの視点で見学してほしいと、企画したものです。
ガラスのトップメーカーであるAGC(2018年に旭硝子から社名変更)は、国産で初めて、板ガラス製造を始め、100年以上の歴史あるメーカーです。祖業のガラスだけでなく、苛性ソーダやPVC(塩化ビニル樹脂)などのさまざまな産業に必要不可欠な素材製品、医農薬のプロセス開発?製造受託(CDMO:Contract Development and Manufacturing Organization)事業にも幅を拡げ、グローバルに事業展開しています。
学生たちは、AGCの方からの説明を熱心に聞き、公開されているAGC製品の技術開発を見学しました。

AGC横浜テクニカルセンター

AO(AGC OPEN SQUARE)を見学する学生たち


AGCの方から素材メーカーとしてのお話を熱心に聞き入る学生たち

ゼミ生から寄せられた感想(要旨)を紹介します。
- AGCが化学品の事業もしていると聞いた時とても驚いた。AGCの方がお話の中でおっしゃっていた、民間企業が発展している地域と行政主体の地域の活気の違いは経済の回り方が違うからと聞き、なるほどと思った。今回の見学でものごとの繋がりにも注目していきたい。
- ガラスを作る技術から派生してビニールハウスなどの材料も作っていると聞いて、一見関係ないところにも発想次第でほかの事業に生かせるという、学部の授業で習ったことの実例を見ることができて、実感を得ることができた。
- 普段は知ることのできないことを間近で体験でき、貴重な経験となった。今回の経験を通し、今後の進路選択について考えるきっかけになった。
- 普段は何気なく使っているガラス製品や素材の背後に、たくさんの研究と努力がある事を実感した。AGCの方のお話で、現状維持ではなく常に進化することが大切だと学ぶことができた。今回の経験を、自分自身の学びやキャリア選択に活かしていきたい。
- AOでは、つなぐ、発想する、ためす、をモットーにして会社を日々グレードアップさせていってることがわかった。
- 日頃、目にする建物や車を構成する素材について知識もなく、深く考えたことはなかったが、見学を通じて最新の技術やAGCがどれだけ私たちの暮らしに関わっているのかを知り、視野が広がった。2年生の段階から社会について触れられるとても貴重な体験ができ、とても有意義だった。
今後も、こういった見学を通じて、経済経営学部の学生として、学生のキャリア形成(インターンシップ)だけでなく、現実の社会をより知る「主体的な学びや気づき」の一助となるよう努めていきます。
今回の見学にご協力、ご尽力いただきましたAGC株式会社に、あらためて感謝申し上げます。
AGC株式会社
https://www.agc.com/